子どもたちの命と安全を守る!そのために市を動かし、結果を残す!

市立小・エアコン配備 業務用は14校増、家庭用は36校に減少、未設置はゼロに

計画の遅れで子どもの命を危険にさらしてはならない

仙台市は児童・生徒の熱中症予防対策として、2020年6月末までに全ての市立学校に業務用エアコンを1教室1台配備する計画を示していました。しかし市は5月、小学校への設置工事の遅れと、電気容量など技術的な課題と時間的な制約から51校については業務用の配備が間に合わないとの見通しを報告。これでは子どもたちを守れないと危機感を持った私は、関係省庁や経済界などと折衝して、五輪延期で選手村などへの配置がストップしている家庭用エアコン設備を確保。電力や技術者も手配できる見通しを立てて、1教室に3・4台設置するよう具体的に提案し、市に遅れている計画を見直すよう迫りました。
市は計画を変更し、業務用未設置の51校には17畳用の家庭用エアコンを1教室1台配置すると発表しました。14畳用から冷房能力を上げたというものの38畳の教室の広さに到底見合うものではありません。その根拠について市長、教育長の知見は示されませんでした。私は、「子どもの安全・安心、健康以上に大切なものがあるか」と厳しく批判し、増設を強く要求しました(2020年6月22日市議会6月定例会)。

国と市を動かし、工期の前倒しと未設置校ゼロを実現

方針決定の時期について市は、「5月以降、暑さ対策を検討する中で決定した」と回答。3・4月に市がなにも対応していなかったことも判明しました。
私の指摘を受け、市は新たに14校へ業務用の設置を決定。家庭用は1教室1台のままで36校(※設置が難しい木造校舎の泉区根白石小を除く)に代替設置するとし、未設置校はゼロになりました。熱中症によって意識障害が起きることもあるとの医療関係者の知見もあります。市には「初期対応の遅れで、子どもたちの命を危険にさらす事態となったことを猛省してもらいたい」と強く求めました。

 

本問題に対する議会での私の質問・提言は、2020年6月23日付の河北新報朝刊にも取り上げていただきました。
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