市議会では平成29年6月、全議員で構成する「いじめ問題等対策調査特別委員会※」を設置。満場一致の賛同をもって委員長に就任しました。
問題は山積みですが、委員長としてスピード感を持って取り組んでいくことを表明しました。
林芳正文部科学大臣と面談。対策への国の支援を要請
平成30年3月22日、文部科学省で林芳正大臣と面談。大臣からは、「教育委員会、教職員は、『いじめ問題』に高い感受性を持って、柔軟に対応する必要がある」。また、教育現場にも社会性が求められる時代にあって、「問題を深刻化させないように、常日頃生徒や地域と関わっていくことが重要」とのご指摘がありました。大臣とは今後も意見交換を行うことになりました。
1月26日には、文部科学省の藤原誠官房長とも意見交換を行い、仙台市の取り組みへの協力を要請しました。
[ 藤原誠官房長との意見交換 ]
いじめ防止に取り組む中学校視察。生徒たちと意見交換
平成30年1月29日、理事9人と共にいじめ防止に取り組む若林区南小泉中学校を視察。校長から学校としての対応を聞き取った後、教師や生徒6人との意見交換を行いました。
生徒からは「いじめをみつけた時に友人に相談する」などの意見があり、生徒が自分たちで問題を解決しようと努力していることを実感しました。
これらを現場の声として4月に議長に提出する委員会の中間報告書に反映させ、市に実情に即した具体的な対策を求めていきます。今後は高校生との意見交換も検討しています。
中間報告書に盛り込む、いじめの「早期発見」「早期対応」の大切さ
「いじめ問題等対策調査特別委員会」の委員長として、市にこの問題への対応についての報告を求める一方で、関係者への独自調査にも精力的に取り組んできました。
いじめや発達障害児の問題に詳しい大学教授らに専門的立場からのご意見を伺い、校長からの聞き取り、こども達との意見交換、ご遺族のお話しも伺いました。そこから浮かび上がったのは、教職員と子ども達が信頼関係を構築できる環境づくりと、いじめの早期発見・早期対応ができる体制づくりの重要性です。
これからも子ども達が安心して健全に、笑顔で過ごせる学校づくりを、市が総力を挙げて、スピード感をもって進めていくことを強く求めていきます。
[ 2月23日第一回定例会一般質問 ]